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ドクターコラム

清水智幸[しみずともゆき]東京国際クリニック/歯科 院長

清水智幸

歯周病と全身疾患の関係について

 歯周病だけに限らず歯科の取り扱う口の中の病気が、さまざまな全身疾患と関連性があるということは最近しきりに示唆されております。
 人間の身体の免疫が重要な働きをしていることは言うまでもありませんが、特に腸内フローラ、最近はマイクロバイオームと呼ばれる免疫細胞のまとまりの善し悪しでさまざまな全身疾患への影響が示唆されております。人間は食事だけでなく1 時間に何10 回もつばを飲み込んでいます。そのため口の中のマイクロバイオームも当然身体の中に取り込まれてます。口の中の状態が悪いと、悪い状態のマイクロバイオームが身体の中に入ります。悪い状態のマイクロバイオームが腸内にでき上がる原因の、
約半分が口腔内細菌で占められているケースもあります。その結果、心・血管疾患、内分泌疾患(糖尿病)、生殖器疾患(妊娠不具合)などに繋がる可能性があります。
 よく人間の身体を「身体の外、身体の中」と言いますが、今はちょっと考え方が変わってきています。皮膚から口は連続性があり、口からは粘膜になっていて、食道、胃、小腸、大腸、直腸、肛門とつながっています。そう、口から肛門までつながっているのです。そして当然肛門は周りの皮膚とつながっています。だから口から肛門までの間というのは、決して身体の内側ではなく、今は「身体の内なる外」という考え方もあるのです。全部がつながっていると考えると、歯科も医科と同じ次元で診察や治療を考えていかなければなりません。東京国際クリニックでは、歯科の検査項目も医科の審査項目と照らし合わせ、それぞれのデータを共有しながら治療しています。
 歯科の取り扱う疾患も、さまざまな全身疾患の数ある病因の内のひとつと認識されてきましたが、確実にその原因になっているはずです。だからこそ東京国際クリニック/医科の「スーパープレミアムドック」には歯科項目(オーラルチェック)が入っています。これからもトータルにチェックし、口腔内も含めて検査して参りましょう。


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