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ドクターコラム

清水智幸[しみずともゆき]東京国際クリニック/歯科 院長

清水智幸

歯周病治療と精密保存治療、
2つの柱で口腔内の健康を守ります。

1. 東京国際クリニック歯科が目指すもの

 当院では、ヨーロッパの最新のエビデンス(科学的根拠)に基づいた治療法で適切な治療機器を用いた歯科治療をご提供しています。その中で、私が確信を持っていえることは、「歯周病は必ず治せる」ということです。当院では、最短1日で歯周病の原因を除去する「PERIOD.®(ペリオド)」という治療方法があります。これは、歯周ポケットの奥深くに潜む歯垢(プラーク)と歯石を低侵襲で除去し、患者さま個々の免疫で抑えられるところまで感染源を少なくしていく治療です。

 従来の治療では、口腔内を数ブロックに分けて段階を追って治療をおこなうため、1年以上におよぶ治療期間が必要で、その間に挫折してしまう患者さまも多く見受けられました。しかし、適切な処置をおこなえば、軽度から中度の歯周病であれば、通常半年以上かかる治療を、1回2時間程度で終わらせることができます。重度の場合は、物理的には1回4時間程度かけて1日で終わらせることも可能ですが、さすがに、4時間もお口を開け続けているのは患者さまの負担も大きいため、右側と左側の2回に分けておこなうケースが大半です。  治療の痛み、患者さまにかかる通院の負担や心理的なストレス、忙しい現代人の生活スタイルに合った治療という側面から考えると、治療にかける時間と期間は短いに越したことはありません。患者さまの利益だけを考えて、最短で治療を終わらせるにはどうしたらいいか。そこを出発点として生まれたのが当院独自の歯周病治療「PERIOD. ®」です。

 歯周病は、重度にまで進行しても適切な処置をおこなえば患者さまご自身の歯を残すことも十分可能です。私たちは、「できるだけ歯を残す治療」という方針で歯科治療に取り組んでおりますが、それは、むし歯治療においても同様です。歯を守るためには、いかに健全なエナメル質を残すかがとても大切です。  当院では、私が専門とする歯周病治療に加えて、歯内療法( 歯の根の治療)を専門とする医師が歯科用マイクロスコープを使った精密保存治療という2つの大きな柱で、最後まで患者さまご自身の歯を残せる可能性を追求してまいります。

2. 治療の根本は「歯垢の除去」

 歯周病やむし歯も、共通するのは細菌感染であり、いずれの場合も原因の根本にあるのは「歯垢(プラーク)」です。歯の表面や歯頚部(歯と歯茎の境目)に付着した歯垢を機械的にこすり、除去することで歯周病やむし歯治療を成功につなげることができ、しいては予防にもつながります。
 それには歯科医院での適切な処置に加えて、患者さまご自身による「正しいブラッシング」の習得が必要不可欠です。歯周病の原因を1日で除去することは物理的に可能ですが、患者さまご自身での適切なブラッシングができていなければ、歯周病はいつまでたっても治りません。高い確率で歯周病は再発するでしょう。
 当院では、正しいブラッシングを患者さまご自身に習得していただくために、毎回「染め出し」を記録して磨き残しをチェックしています。歯磨きにはどうしてもその方の得意なところと不得意なところの「癖」が出ます。染め出しをおこなうことで、歯ブラシをどの角度でどのように当てれば磨き残しを少なくできるのか、鏡を見ながら患者さまと一緒に磨き残しの癖を「見える化」していき、ブラッシングの重要性を繰り返しお伝えします。

3. 歯周病菌を徹底的に除去する「PERIOD.®」

 PERIOD(. ペリオド)は、歯周病学で最先端の研究をしているスウェーデン・イエテボリ大学での基礎研究とヨーロッパ歯周病学会で検証された治療法をベースに、現在考え得る最新の治療法と最善の治療機器を導入し、日々アップデートしています。
 患者さまご自身による適切なブラッシングが確立されたのちにおこなうPERIOD.は、まず、歯周病専用の超音波スケーラーで歯根面に付着した歯石を除去し、エアフローマスター・ペリオフローという機器を用いてプラークを取り除きます。さらに、ヨーロッパ歯周病学会で唯一有効性が認められている「Er:YAGレーザー(エルビウム ヤグレーザー)」を用いて、歯周ポケットの奥深くに潜む歯垢や歯石を低侵襲で除去していきます。ただし、レーザーによる治療はあくまでも補助的なもの。患者さまの口腔内の状態に応じて使用する機器を種々選択して、適切に治療をおこなっていきます。
 歯周病が進行して歯を支える骨(歯槽骨)が溶かされてくると、歯周ポケット内に器具が届かないケースが出てきます。この場合、歯周ポケット奥深くに溜まった歯垢や歯石を除去するために歯根面を露出させる必要があるため、外科処置に切り替えます。

4. 深いむし歯でもできるだけ歯を守る精密保存治療

 精密保存治療において、当院では、すべての処置で歯科用マイクロスコープを使っています。例えば神経の処置においては、神経の露出部位が0. 5ミリに満たないこともあり、裸眼での正確な治療は非常に困難です。また、神経を抜いたあとにおこなう根管治療では、狭く暗いうえに複雑な構造をしている歯の根の内部を扱う処置になりますが、裸眼で詳細に見ることは不可能です。また、歯の根の構造を熟知した医師でないと、細菌に感染した根管を見逃してしまうことにもつながります。そこで必須アイテムとなるのが歯科用マイクロスコープです。マイクロスコープを用いることで、約20倍近い拡大視野を得ることができ、神経の保存や根管治療(あるいは感染根管治療)の成功率は大幅に向上します。

5. 会員様へのメッセージ

 現在、日本における抜歯の原因は約4割が歯周病で3割がむし歯です。これは、歯周病やむし歯を早期発見・早期治療ができれば約7割の抜歯のリスクを回避することになります。当院では、会員様ご自身の歯をできる限り残すため「歯周病治療PERIOD.®」と「精密保存治療」という2つの大きな柱を軸に歯科治療をご提供しています。
 どんな些細な疑問でもご遠慮なくお問合わせください。


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